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杉能舎は江戸時代に、伊土志摩(現在の今宿町から二丈町にかけての糸島半島)の庄屋を統括する大庄屋をつとめておりました。その当時は余った年貢米で醸す酒がなによりのもてなしで、客人たちにたいへん喜ばれたと伝え聞いております。

浜地酒造は明治三年創業、140年の歴史を刻んだ博多の造り酒屋です。
浜地酒造を代表する「杉能舎(すぎのや)」は、全国清酒鑑評会等で数々の賞を受賞し、博多の銘酒蔵として現在に至っております。

浜地酒造の初代、濱地新九郎は無類の芸事好きで、ある時、福岡城で行われた薪能にいたく心酔し、翌日酒蔵の裏山から杉の大木を切り出し、杉の舞台を作りました。本来、能舞台には桧を使用するわけですが、それを探す時間も惜しむくらいの芸事好きだったということです。
そのようないきさつで「杉能舎」・・・杉の能舞台のある家と呼ばれるようになりました。
初代 新九郎の遊び心と酒造りに対するひたむきな心を忘れずに、原料米の一粒一粒までも厳しい目をむけ、愛情と真心を注いで仕込んでおります。
そして今も昔も変わる事無い、酒造りの情熱で醸した酒を楽しんで頂けると幸いです